[著者: 平野雅子 (看護師 /保健師). more.. ]
熱が下がるなど、風邪の症状が少し落ち着いてくると、「もう大丈夫!」と思って、普段と同じような生活をしたり、風邪で寝込んでいた時に出来なかったことをやろうとするかもしれません。
でも、風邪の治りかけに油断すると、また風邪をぶり返してしまい、風邪をこじらせることになりかねません。
風邪の治りかけのサインは、次の2つがあります。
- 痰や鼻水が黄色でドロッとする
- 喉がかゆい
このような症状が出てきたら、風邪が治りかけているという証拠ですから、完全に治すために、次のような対処法を実践しましょう。
- ビタミンCを摂る
- 消化に良く栄養たっぷりの食事をする
- 人ごみを避ける
- 入浴はシャワーかぬるめのお湯で短時間で済ませる
- しっかり寝る
- 部屋の乾燥を防ぐ
- マスクをする
- 体を温める
- 禁酒・禁煙
- はちみつジンジャーティーを飲む
- 高麗人参のお茶やサプリメントを飲む
この11個の対処法を実践すれば、風邪がぶり返すことなく、早くスッキリ風邪を治すことができるはずです。
風邪の治りかけの2つのサイン
次の2つの症状が現れると、風邪が治りかけているサインです。
- 痰や鼻水が黄色でドロッとする
- 喉がかゆい
症状には個人差があるので、風邪が治りかけてくると、この2つのサインの両方が必ず全員に現れるとは限りません。
でも、この2つのサインを知っておくことで、風邪の治りかけのタイミングを見逃さずに正しい対処をすることができます。
痰や鼻水が黄色でドロッとしている
痰や鼻水が黄色でドロッとしてきたら、「風邪が治りかけてきている」サインです。
痰や鼻水は、体の防御反応の1つです。痰や鼻水を分泌して、ウイルスを体外へ出そうとします。
風邪のひき始めや症状が一番重い時には、「痰や鼻水は透明~白で、サラサラとした性状」であることが多いのです。
しかし、風邪の治りかけになると、痰や鼻水は黄色くドロッとなってきます。
体の免疫システムである白血球がウイルスと闘って、闘いの残骸である「白血球やウイルスの死骸」が痰や鼻水に混ざって、黄色でドロッとした性状に変化するのです。
サラサラした水っぽいたんが硬くなり、白色から黄色や緑色に代わると、膿性(のうせい)のたんと呼ばれます。これは細菌と白血球と粘液の混ざったものと考えられます。
(引用元:黄色または緑色のたんが出ます|一般社団法人日本呼吸器学会 )
黄色い鼻水は、細菌やウイルスが体内に侵入し、それをやっつけるために働いて死滅した白血球や免疫細胞が鼻水に含まれることで黄色っぽく見えています。身体の中の免疫が働いている証拠でもあります。
(引用元:黄色い鼻水の原因と治し方|岩野耳鼻咽喉科)
痰や鼻水が黄色でドロッとしてきたら、免疫システムが頑張ってくれて、体内のウイルスが減ってきた、つまり「風邪が治りかけてきている」というサインなのです。
喉がかゆい
風邪の治りかけには、喉がかゆくなります。
これも、風邪の治りかけのサインの1つですので、見逃さないようにしましょう。
風邪をひくと、喉に炎症が起こります。
だから、咳が出たり、痰が出たりするのですが、白血球がウイルスを退治して、炎症が改善してくると、かゆみが出るようになります。
擦り傷や切り傷が治ってくると、痛みではなく「かゆみ」が出てきて、ついつい掻いてしまう、という経験があるのは、私だけではないはずです。
炎症が治りかけてくると、痛みから「かゆみ」へと症状が変化します。
喉の奥が「かゆくて」ムズムズするような感覚があったら、それは喉の炎症が改善して、あなたの風邪が治りかけている証拠なのです。
風邪の治りかけに正しい対処をしないとぶり返すことに
風邪の治りかけに、油断すると風邪がぶり返すことになります。
風邪の治りかけは、まだ体が万全ではありません。
だから、油断すると、せっかく治りかけていた風邪がまた悪化することもありますし、違うウイルスに感染して、また風邪をひくことになるのです。
風邪をひくと、体内で増殖したウイルスを排除するために、白血球が闘い、免疫細胞は酷使されていますので、免疫機能が疲れています。
また、喉や鼻には線毛という細かい毛がびっしり生えていて、これが動くことでウイルスを体内へ侵入させないようにしています。
喉や鼻が炎症を起こすと、この線毛運動は弱くなりますので、風邪の治りかけはウイルスが侵入しやすい状態なのです。
一度かぜをひくと、炎症のために鼻やのどの表面の線毛の働きが悪くなってしまい、回復に時間がかかります。この間はかぜのウィルスが鼻やのどに入ってきても排除することが困難になります。
(引用元:〈かぜQ&A〉1.かぜ一般 | 健康いろいろ Q and A – みやけ内科・循環器科 『町医者の家庭の医学』)
そのため、風邪の治りかけに油断をすると、
- またぶり返したり
- 違う風邪をひいてしまう
可能性が高いです。
ですから、正しい対処法をして、しっかり治しておくことが大切なのです。
風邪の治りかけにやっておきたい対処法11選
風邪の治りかけには、次の11個の対処法を実践しましょう。
- ビタミンCを摂る
- 消化に良く栄養たっぷりの食事をする
- 人ごみを避ける
- 入浴はシャワーかぬるめのお湯で短時間で済ませる
- しっかり寝る
- 部屋の乾燥を防ぐ
- マスクをする
- 体を温める
- 禁酒・禁煙
- はちみつジンジャーティーを飲む
- 高麗人参のお茶やサプリメントを飲む
これら11個の対処法を実践すれば、風邪がぶり返すことなく、スッキリしかも早く風邪を治しきることができます。
ビタミンCを摂る
風邪の治りかけには、ビタミンCを摂取しましょう。
免疫力を上げるためには、ビタミンCが必要なので、ビタミンCを摂取すると、免疫力が上がって、早く風邪を治すことができます。
風邪をひくと、白血球がウイルスと闘って、ウイルスを死滅させますが、白血球はビタミンCを多く含んでいますので、風邪をひいている時にはビタミンCが大量に消費されます。
ビタミンCには、次のような作用があり、風邪の予防・治療には欠かせない栄養素です。
○体内に侵入したウィルスを攻撃する白血球のはたらきを支援して症状の回復を早めます。
(引用元:なるほど栄養学~ 免疫力UPで風邪・インフルエンザをはねかえそう~ ニュースレター(機関紙) | 海外医療情報 | JOMF:一般財団法人 海外邦人医療基金 )
ビタミンCが不足すると、白血球がうまく働かなくなってしまいます。
風邪の治りかけにはビタミンCを積極的に摂取すると、白血球が活性化して、免疫力が上がるのです。
免疫力を上げれば、風邪が早く治りますし、ぶり返すリスクは低くなります。
また、風邪をひくと、鼻や喉の粘膜に炎症が起こりますが、粘膜の修復にはコラーゲンが必要です。
コラーゲンを生成するには、ビタミンCが必要ですので、早く風邪を治すためには、ビタミンCは欠かせないビタミンなのです。
普段から食事に偏りがある方は、マルチビタミンのサプリメントなどを日々、利用しても良いかもしれません。
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消化に良く栄養たっぷりの食事をする
風邪の治りかけには、消化に良く栄養たっぷりの食事を摂るようにしましょう。
そうすることで、体の免疫力を強化し、風邪を早く治すことができます。
風邪の治りかけには、食欲が戻ってきて、ついつい暴飲暴食をしてしまう事もあるかもしれません。
でも、風邪の治りかけは、胃腸の機能が万全な状態ではありませんので、暴飲暴食をすると、胃腸に負担をかけてしまいます。
腸管免疫系は最も大きな免疫系である。すなわち、免疫系全体の60%の細胞や抗体から構成されている。
(引用元:食生活と腸管免疫・アレルギー 一般社団法人全国発酵乳乳酸菌飲料協会 はっ酵乳、乳酸菌飲料公正取引協議会)
腸には免疫細胞や抗体がたくさん集まっていますが、暴飲暴食で胃腸に負担をかけると、腸の免疫細胞に負担をかけることになり、免疫力の低下につながります。
そのため、風邪の治りかけには消化によく、胃腸に負担をかけない食事を摂りましょう。
また、体の調子を整えるためにも、ビタミンやミネラルはしっかり摂りたいですね。
柔らかめのご飯や柔らかく煮込んだうどん、野菜スープ、白身魚やささみなど脂分が少ない肉や魚などを食べるようにしてください。
かき玉うどんや、ミネストローネなどが、おすすめメニューです。
逆に、脂肪分が多い肉や揚げ物、海藻類やゴボウ、キノコ類など食物繊維が多いものは、消化に悪いので、風邪の治りかけにはおすすめできません。
消化に良いもの | 消化に悪いもの |
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好きなものを食べるのは、風邪を完全に治してからにしましょう。
人ごみを避ける
風邪がしっかり治っていない時には、人ごみは避けるようにしましょう。
人ごみに行くと、違う風邪のウイルスをもらってしまう可能性が高くなるので、今の風邪が治らないまま、次の風邪をひいてしまうかもしれません。
人が多い場所は、それだけ病原菌・ウイルスも多いです。
普段の元気な状態であれば、少しの病原菌やウイルスが体内に入ってきても、免疫機能がそれを排除してくれます。
でも、風邪の治りかけは免疫機能が疲弊しています。
白血球は今あなたの体内にいる風邪のウイルスとの闘いで弱っています。
また、鼻や喉の粘膜は炎症を起こしているので、異物を排除する繊毛運動が低下しているのです。
風邪の治りかけは、簡単に細菌やウイルスの侵入を許してしまう可能性が高いですから、人ごみは避けて、外出は必要最低限にするようにしましょう。
入浴はシャワーか、ぬるめのお湯で短時間で済ませる
風邪の治りかけに入浴する時には
- シャワーか、ぬるめのお湯で
- 短時間
で済ませるようにしましょう。
入浴で余計な体力を使ってしまうと、風邪を治すためのエネルギーが足りなくなるので、風邪が長引きやすくなります。
「風邪の時は入浴は控えたほうが良い」、これはもう古い常識です。
今は、
- お風呂に入りたいと思い
- お風呂に入れる元気があれば
「風邪をひいていても、入浴して良い」というのが常識になっています。
入浴すると、リフレッシュできますし、浴室は湿度が高く蒸気をたくさん吸い込むことができるので、痰や鼻水が出やすくなります。
また、体を温めることで、免疫機能を活性化することができます。
ただ、風邪の治りかけに入浴する時には、体力の消耗は避けなければいけません。
体力を消耗すると、それだけ免疫力が下がる可能性がありますので、風邪がぶり返しやすくなるのです。
熱いお湯に長時間入っていると、それだけ体力を消耗することになりますから、シャワーのみ、もしくはぬるめのお湯に短時間だけ入るようにしておきましょう。
また、入浴後は体を冷やさないように
- すぐに体を拭いて
- 暖かい服を着こみ
- 髪の毛をしっかり乾かす
ように気を付けてください。
しっかり寝る
風邪の治りかけは、まだまだ油断禁物ですので、しっかり寝ましょう。
睡眠を十分とって脳と体を休めることで、免疫力を高めることができます。
風邪が治りかけてきて、少し体調が良くなってくると、「溜まっていた仕事を片付けなくてはいけない」と思って、睡眠時間を削って無理をしてしまうこともあると思います。
でも、しっかり治るまでは無理をせずにしっかり寝るようにしましょう。
睡眠は免疫と深い関係があり、睡眠は免疫機能を増強していることがわかっています。
インフルエンザウイルスに感染すると,ウイルスの遺伝子である二重鎖リボ核酸が引き金 となって, インターフェロンやインターロイキン(IL)というサイトカインが体 内に放出 される. サイトカインは白血球や神経細胞から放出され,免疫を増強する作用だけでなく, 深いノンレム睡眠と発熱をひき起こす. このように, 免疫を強める過程と睡眠は密接に関わっていることが明らかになってきている.
(引用元:上野敬太「睡眠と免疫の不思議な関係」化学 と生物 Vol. 42, No. 5, 2004)(PDF)
風邪を早く治すための一番の薬は睡眠と言っても過言ではありません。
油断をせずに、早めに寝るようにしてください。
部屋の乾燥を防ぐ
photo: Your Best Digs
風邪の治りかけには、部屋の乾燥を防いでください。
部屋の湿度が低く乾燥していると、ほかの風邪にかかりやすくなってしまいます。
そのため、部屋の湿度は50%以上を保つようにしましょう。
部屋の湿度が低く乾燥していると、ウイルスの活動が活発化します。
(Harper,G,J.:Airborne micro-organisms: survival tests with four viruses. J.Hyg.Camb.,59;479~486,1961)
出典:東京都感染症情報センター » インフルエンザニュース1999年5号
ウイルスの活動が活発化すれば、それだけ体内に侵入してくるリスクが高くなります。
できれば室温も22度以上を保つようにしたほうが良いでしょう。
また、部屋が乾燥すると、鼻や喉の粘膜が乾燥します。
粘膜が乾燥すると、繊毛運動が低下しますので、ウイルスがさらに侵入しやすくなるのです。
ですから、風邪の治りかけには部屋の湿度を上げて、ウイルスの侵入を防ぐようにしてください。
マスクをする
風邪の治りかけには、マスクをしましょう。
マスクをすることで、風邪を早く治すことができます。
マスクをしていても、隙間からウイルスが侵入してくるので、風邪の予防効果はそこまで高くはありません。
でも、マスクをすると、鼻や喉の乾燥を防ぐことができるのです。
吐く息には水分がたっぷり含まれているので、マスクをしていると、常に加湿された空気を吸っているのと同じことになります。
鼻や喉の粘膜が潤えば、線毛運動が活発になりますので、ウイルスの侵入を防ぐことができます。
また、痰や鼻水が出やすくなるので、ウイルスを排除しやすくなるのです。
息苦しさを感じなければ、寝ている時にもマスクをしておくと良いでしょう。
ただ、マスクは常に清潔なものを使うようにして下さい。
基本的には1日1回交換すれば良いのですが、風邪をひいている時には、たくさんウイルスがマスクについていますので、それを吸い込めば、風邪をぶり返す原因になります。
そのため、風邪を引いている時には、1日2~3回はマスクを交換して、常にきれいなマスクを使うようにすると良いでしょう。
また、風邪をひいている人が、マスクをすると、ほかの人に風邪をうつさずに済みます。
風邪が治りかけていても、まだまだウイルスを排菌しているので、ほかの人にうつさないためにもマスク着用はエチケットになります。
体を温める
風邪の治りかけには、体を温めて、体温を高く保つようにしましょう。
体を冷やすと免疫力が低下してしまいます。
熱がある時には、熱の放散を促すために、やや薄着になると熱を早く下げることができます。
しかし、風邪の治りかけで、熱が下がっている時には、体を温めなければいけません。
体が冷えると、免疫力が下がるからです。
<以下引用>
免疫力を有効に働かせるには37~38℃の熱が必要だと言われています。また、平熱より0.5℃体温が下がると免疫力は約30%低下するという報告もあります。
(引用元:平間病院 – えむらのメヂカル四方山ばなし)
だから、体を冷やさないように、室温や着るものに注意しましょう。
汗をかいたり、暑さを不快に思うほど、体を温める必要はありませんが、「ポカポカ」を目安にすると良いでしょう。
また、食事は温かいものを用意し、ショウガを上手に使ってください。
ショウガには体を温める作用があります。
ただ、生のまま食べると、逆に体を冷やすので、加熱したショウガを料理に使うことをおすすめします。
禁酒・禁煙
風邪の治りかけの時は、禁酒・禁煙をしましょう。
お酒とタバコは、風邪に良いものではありませんので、しっかり治るまでは、禁酒・禁煙を続けてください。
普段はお酒を飲んで、タバコを吸っている人でも、風邪をひくと、胃腸が悪くてお酒を飲みたくない、喉が痛いからタバコを吸えないということが多いですよね。
でも、風邪が治ってくると、お酒やタバコがまた欲しくなってくると思います。
それだけ体調がよくなってきた証拠なのですが、スッキリ治るまでは、禁酒・禁煙を続けなければいけません。
アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに分解され、さらにアセトアルデヒドが酢酸と水に分解されて、体外へ排出されます。
- このアセトアルデヒドを分解する時に、ビタミンCが消費されるのです。
- また、アルコールはビタミンCの吸収を阻害します。
アルコール代謝に不可⽋であると同時に、アルコールによって腸管 からの吸収が阻害されてしまうビタミン C。⾷事でしっかり補いたい。
(引用元:第4回健康トピックス 健康とアルコールの関係 一般財団法人 新潟健康増進財団 (PDF) )
ビタミンCは風邪を早く治すためには必要不可欠なビタミンであることは説明した通りです。
風邪をしっかり治すまでは、アルコールのためにビタミンCを使っている余裕はないので、禁酒をしたほうが良いのです。
次に、タバコです。
- タバコの有害物質は喉や鼻、気管の線毛運動を低下させます。
- また、炎症を起こしている喉や鼻の粘膜の修復を遅くするのです。
そのため、風邪の治りかけにタバコを吸うと、自ら風邪の治りを遅くしているようなものです。
本当なら風邪を機に禁煙してくださいと言いたいところですが、せめて風邪が完治するまでは禁煙を続けてください。
はちみつジンジャーティーがおすすめ
風邪の治りかけには、はちみつジンジャーティーを飲んで水分補給をしましょう。
ハチミツとショウガは風邪の治りかけには、とても有効なものなのです。
はちみつは殺菌作用と抗炎症作用があります。そのため、喉の炎症を早く治すためには、ぜひおすすめしたい食品です。
そして、ショウガは先ほども言いましたが、加熱するとショウガオールという成分が作られます。
このショウガオールは体を温める作用があるのです。
また、ショウガには殺菌作用もあります。
ですから、はちみつジンジャーティーを飲むと、
- 温かい飲み物で体を温め
- さらに水分補給ができ
- 喉の炎症にも効果がある
というわけなんですね。
はちみつジンジャーティーは、水の中にショウガのすりおろしや、スライスしたものを入れて、2~3分沸騰させてから、それをティーバックを入れたカップに注いで、お好みの量のはちみつを入れればOKです。
好みによっては、そこにレモン果汁を入れると、ビタミンCも一緒に取れるので、おすすめですよ!
高麗人参のお茶やサプリメントを飲む
風邪の治りかけには、高麗人参のお茶やサプリメントを飲むことも有効です。
高麗人参は滋養強壮や免疫力の向上効果があるため、風邪の治りかけにはピッタリの生薬なのです。
高麗人参の有効成分は、サポニンの一種であるジンセノサイドです。
ジンセノサイドは免疫機能をアップさせたり、血管を拡張して血流を改善します。
血流が改善されれば、体の隅々まで酸素や栄養素が行き届き、老廃物を回収できるので、弱った体を元気にすることができるんですね。
高麗人参を摂取するためには、お茶やサプリメントが手軽なのでおすすめです。
私はいぜん、中国の漢方医の先生に教わった、高麗人参をメインとした市販の漢方薬を手軽に飲むことが多いです。
「補中益気湯」というもので、とくに「体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすい」人に良いと言うことです。
(「看護ワールド」編集部 F子)
まとめ
風邪の治りかけにやっておきたい11個の対処法をまとめました。
風邪が治ってくると、つい油断をしてしまいがちですが、油断せずに早く治すための対処法を実践しましょう。
風邪の治りかけで、免疫機能が疲弊している時に、風邪がぶり返したり、新しい風邪をひくと、一気に悪化して、肺炎などを発症するリスクもありますから、早めにスッキリ治してしまいましょう!
update: 2018/03/15
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