新人看護師必見!部屋持ち看護師の役割と部屋持ちを楽にこなす9つのコツ

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部屋持ち看護師の役割と部屋持ちを楽にこなす9つのコツ

「部屋持ち看護師」とは、割り当てられた病室の患者さんを責任を持って受け持つ看護師のことです。

部屋持ち看護師になると、フリーの看護師よりも患者さんへの責任が重くなります。

また、早めに出勤して情報収集をし、勤務中は常に時間に追われ、さらには看護記録や雑用などで残業をしなければいけないので、部屋持ちになることを苦痛に思っている人も多いと思います。

特に新人看護師の場合は、部屋持ちの仕事が上手くできない、時間通りに仕事を進められない、ミスが多いなどの悩みも加わりますので、毎日仕事に行くのが苦痛で苦痛で仕方がないという人もいるのではないでしょうか?

新人看護師さんは、以下の9つのコツを実践すれば、部屋持ちの仕事をスムーズに効率よく行えるようになるはずです。

  1. 情報収集は念入りに行う
  2. タイムスケジュールは細かく立てる
  3. 要注意患者の目星をつける
  4. イメージトレーニングをする
  5. 優先順位は明確につける
  6. 付箋やタイマーを活用する
  7. 無理そうだったらフリーに声をかける
  8. わからないことがあれば、すぐにリーダーに相談する
  9. 先輩看護師に振り返りをお願いする

また、どうしても辛いという場合は、師長に相談して、部屋持ちの患者さんの人数を減らしてもらったり、重症度が低い患者さんを中心に部屋持ちさせてもらいましょう。 

部屋持ち看護師の定義と役割

部屋持ち看護師とは、割り当てられた病室の患者さん全員を受け持つ看護師のことで、勤務中は担当の部屋の患者さんに関する全ての業務を責任を持って行います。

フリーの看護師に業務を手伝ってもらっても、最終的な責任は部屋持ち看護師が持つことになります。

部屋持ち看護師は、担当病室の患者さんの看護を責任を持ってすることになります。

受け持ちをする患者さんの基本的な看護をするだけでなく、異常の早期発見や患者さんのニーズの把握に努めなければいけません。

部屋持ち看護師は、担当する患者さんの情報収集をして、バイタルサインのチェックや清潔ケア、処置、点滴や内服などの与薬、検査出しなどを行い、それらをすべて看護記録に残すのが仕事です。

フリーの看護師やほかの部屋持ちの看護師に仕事を手伝ってもらったり、代わりにやってもらったとしても、最終的には部屋持ち看護師が責任を持つことになります

急性期病棟の場合、日勤の部屋持ち看護師は69人を受け持つことが多いので、大部屋1部屋を部屋持ちをするか、大部屋1部屋+個室や2人部屋を部屋持ちすることが多くなります。

回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟の場合は、6人部屋を2部屋など1216人程度の患者さんを受け持ちます。

新人看護師が部屋持ちする時の9つのコツ

新人看護師は、情報収集を念入りに行いましょう。

新人看護師が部屋持ちをする時は、9つのコツを実践しましょう。

<新人看護師が部屋持ちする時の9つのコツ>

勤務開始前

1.情報収集を念入りに行う

2.タイムスケジュールは細かく立てる

3.要注意患者の目星をつける

4.イメージトレーニングをする

勤務中

5.優先順位は明確につける

6.付箋やタイマーを活用する

7.無理そうだったらフリーに声をかける

8.わからないことがあれば、すぐにリーダーに相談する

勤務後

9.振り返りをお願いする

 

この9つのコツを実践すれば、部屋持ちの仕事を効率よくスムーズに行うことができるはずです。

情報収集は念入りに

新人看護師は、情報収集を念入りに行いましょう。

担当する患者さんの情報をすべて把握しておくことが、部屋持ちの仕事をスムーズに行うための第一歩です。

部屋持ち看護師が行う情報収集は、バイタルサインのドクターコール条件や、検査やオペ、処置の有無、点滴や内服などの与薬の種類や時間などだけではありません。

基礎疾患や入院に至った経緯、家族構成、今までの治療の経過、看護計画、検査結果などすべてを把握しておきましょう。

できるだけ細かく患者さんの情報を知っておけば、患者さんから内服について聞かれた時などでも、その場ですぐに答えられます。

「あれ?そんな薬、飲んでたっけ?」とわざわざナースステーションに戻って、カルテを確認する必要もありません。

部屋持ちの患者さん全員の情報収集を念入りに行うのは時間がかかりますので、先輩看護師よりも早く、場合によっては勤務開始1時間以上前には出勤しなければいけないので大変です。

でも、ギリギリに出勤して、情報収集が中途半端なまま部屋持ちの仕事をすると、ナースステーションと病室を行ったり来たりしなければならず、時間と労力の無駄になってしまいます。

それなら早く出勤して、しっかり情報取集したほうが良いと思いませんか?

ある程度仕事に慣れてくれば、情報収集のコツを掴んで時間を短縮できますので、慣れるまでは仕方がないと割り切って頑張りましょう!

タイムスケジュールは細かく立てる

部屋持ちをする時は、情報取集が終わったら、1日のタイムスケジュールを細かく立てましょう。

部屋持ちをする時は、情報取集が終わったら、1日のタイムスケジュールを細かく立てましょう

何時にどの患者さんのケアをして、何時にどの点滴を交換するかなどです。

このタイムスケジュールを細かく綿密に立てれば、次に行うべき仕事がハッキリします。

「次は何をするんだっけ?」と迷うことがありませんから、時間の無駄なく効率よく部屋持ちの仕事をすることが出来るのです。

清潔ケアや褥瘡の処置などは、特に時間が決められておらず、日勤の空いた時間に行えば良いのですが、だからといって新人看護師が「適当に空いた時間でやろう」とスケジュールに組み込まないのは絶対にNGです。

新人看護師が部屋持ちをすると空いた時間なんて無いからです。

新人看護師が部屋持ちをする場合、いつも時間に追われながら働くことになりますので、空いた時間は無いと思っておいた方が良いでしょう。

ですから、ベテラン看護師なら「空いた時間にやればOK」という仕事でも、新人看護師はあらかじめスケジュールに入れておかなくてはいけません。

要注意患者の目星をつける

要注意の患者さんは誰かという目星をつけておきましょう

部屋持ちの新人看護師は、担当する患者さんの中で要注意の患者さんは誰かという目星をつけておきましょう

要注意の患者さんを認識しておくと、勤務中にその患者さんに目を配るようになりますので、急変やトラブルを未然に防ぐことが出来ます。

要注意の患者さんとは重症で、急変のリスクが大きい患者さんのことです。

どの患者さんが急変しそうなのかを知っておくと、その患者さんをいつも以上に注意深く観察しますので、少しの変化にすぐに気が付くことができ、急変を未然に防ぐことができます

また、急変しても「どうしよう!どうしよう!」とアタフタせずに、的確な行動をすることが出来ます。

急変のリスクが高いと判断したら、救急カートを病室の前に用意しておくことも出来ます。

どの患者さんがどんな急変をするかを予想するためには、先ほど説明した念入りな情報収集が必要です。

要注意の患者さんは、基本的には急変のリスクが高い患者さんのことですが、ほかの患者さんとトラブルを起こしたり、理不尽なクレームをつけてくるような患者さんも要注意の患者さんになります
(参考:危険!増加するモンスターペイシェントから身を守る5つのポイント)

このような患者さんがいても、注意しながら部屋持ちの仕事をすることで、未然にトラブルを回避できることもあるのです。

イメージトレーニングをする

部屋持ちの新人看護師さんは、勤務前にイメージトレーニングをしておくことも大切です

イメージトレーニングをしておけば、「次はどうするんだっけ?」、「何が必要なんだっけ?」と考え込むことなく、次の仕事に取りかかれますので、時間の無駄がなくなります。

スケジュールを立てたら、1日の勤務内でどのように仕事をするか、どのタイミングで点滴を準備して、どのタイミングで清潔ケアをして、処置はいつ頃するのかをシミュレーションしておきましょう。

また、それぞれの必要物品は何かを考えておくことも大切です。

新人看護師は、処置の必要物品の用意に時間がかかることが多いので、どの物品が必要かを考えておくと、スムーズに仕事をすることが出来ます。

ただ、急性期病棟は突然の急変や緊急入院などがよくあり、最初にシミュレーションした通りに進まないこともあります。

だからといって、パニックにならずに、臨機応変に動くようにしましょう。

優先順位は明確に

仕事の優先順位を明確にしておくことも大切です。

仕事の優先順位を明確にしておくことも大切です。

優先順位を明確につけておかないと、緊急の仕事や重症患者さんのケアを後回しにしてしまって、患者さんの状態を悪化させてしまう可能性があるのです。

部屋持ちの看護師は、常に時間に追われながら仕事をしなければいけません。新人看護師なら尚更です。

そのような状態で、医師やリーダー看護師に「これやっておいて」と仕事を頼まれたら、どうなるでしょうか?

優先順位をつけないと、新しく頼まれた仕事は後回しにして、とりあえずスケジュール通りに仕事を進めようとすると思います。

でも新しく頼まれた仕事が、患者さんの命に関わるような重要で緊急性の高い仕事だったら、どうなるでしょう?

その仕事を後回しにしたら、患者さんは死んでしまうかもしれません。

また、緊急の検査出しがあって、その準備に追われている時に、ナースコールで「ちょっと売店に行きたいんだけど。車イスを持ってきてもらって良いかしら?」と患者さんに言われたら、どちらを優先しますか?

緊急の検査出しですよね。ナースコールで呼ばれたからといって、そっちの仕事をしていると検査出しがドンドン遅れて、患者さんの状態が悪化するだけでなく、下手をしたら検査を受けることが出来なくなってしまいます。

でも、売店に行くための車イスは、どうしても今すぐに行かなければ死んでしまうという用事ではありませんので、「ちょっとお待ちくださいね」と言って後回しにしてOKです。もしくは、フリーの看護師さんにお願いするのも良いでしょう。

付箋やタイマーを活用する

部屋持ちをする新人看護師さんは、付箋やタイマーを活用しましょう。photo:https://baneofyourresistance.com/

部屋持ちをする新人看護師さんは、付箋やタイマーを活用しましょう。

この2つを活用することで、「あ!あの仕事を忘れた!」という事態を避けることが出来るのです。 

部屋持ち看護師は、複数の患者さんの看護を同時並行で進めなければいけないので、いつも「いっぱいいっぱい」になりながら仕事をしています。

新人看護師さんは、あまりの忙しさにパニックになることも多いと思います。

そのような場合、「14時に○○さんに抗生剤を投与」とか「○○さん、食後2時間の血糖値を測定」などの仕事を忘れてしまう事があるのです。

また、指示の変更や追加などがあった時は、それを忘れてしまうこともありますね。

このような仕事をうっかり忘れないために、付箋やタイマーが役に立つのです。

どんなに忙しくても、タイマーをかけておけば、「ピピピ!」という音で気づくことができます。

また、新しく指示されたことなどは、付箋に大きく書いて、あなたのカートやスケジュールを書いたノートなど見えやすいところに、どんどん貼っていけば、嫌でもやるべきことが目に入りますので、忘れてしまうリスクを小さくすることが出来るのです。

さらに、付箋はその仕事が終わったら、はがして捨てることが出来ますので、どの仕事が残っているのかが一目瞭然というメリットがあります。

無理そうだったらフリーに声をかける

部屋持ち看護師は、仕事がどうしても追いつかない、手助けがいると判断したら、積極的にフリーの看護師に声をかけましょう

部屋持ち看護師は、基本的に担当の患者さんの看護に責任を持たなくてはいけませんが、だからといって、すべてを背負い込む必要はないのです

特に、あなたは新人看護師なのですから、先輩看護師を頼ってOKです。

オペ出しと処置の時間が重なってしまった場合は、あらかじめフリーの看護師に声をかけて、「オペ出しと処置が同じ時間になってしまったのですが、手を貸していただいて良いですか?」と伝えておきましょう。

そうすれば、フリーの看護師はその時間は必ずあなたの仕事を手伝いに来てくれます。

入院を取っていたら、患者さんにナースコールで呼ばれたという場合も、1人で抱え込まずに、フリーの看護師に声をかけて、ナースコールの対応をしてもらいましょう。

「部屋持ちではないフリーの看護師とはいえ、先輩に仕事を頼むのは良いのかな?」と声をかけるのを迷うかもしれませんが、そんな心配は必要ありません。

あなたが出来ないのに無理をして1人で抱え込んだら、患者さんに迷惑をかけることになります。

患者さんに迷惑をかけてからフォローするよりも、早めに頼ってもらったほうが先輩看護師も助かりますので、仕事が重なって1人で処理できないと思ったら、フリーの看護師に積極的に声をかけるようにしましょう。

わからないことがあれば、すぐにリーダーに相談

わからないことがあれば、すぐにリーダーに相談

部屋持ちの新人看護師が仕事をしている中でわからないことがあったら、すぐにリーダー看護師に相談するようにしましょう

わからないことを自己判断でやってしまうと、インシデントや医療事故につながって、取り返しのつかないことになる可能性があります。

新人看護師が部屋持ちの仕事をしていると、「あれ?この指示ってこれで良いんだっけ?」など疑問を持つことがあると思います。

そのような時に、「忙しいし、聞きに行く時間がもったいない!多分これで大丈夫でしょ」と自己判断で仕事をしてしまうと、実はそれが間違っていて、薬の誤投与など取り返しのつかないミスにつながることもあるのです。

ですから、わからないことや疑問に思ったことがあったら、どんなに忙しくても自己判断で行わずに、リーダー看護師に確認しなければいけません。

たとえ、リーダー看護師が忙しそうにしていても、遠慮せずに声をかけてくださいね。

リーダー看護師もミスのフォローをするよりも、忙しい中でもあなたの質問に答えたほうが良いはずですから。

新人看護師は、社会人の基本である「報告・連絡・相談」の「ホウレンソウ」を忘れないようにしましょう。

振り返りをお願いする

部屋持ちをした新人看護師は、勤務後に先輩看護師に振り返りをお願いしましょう

振り返りをすれば、その日に部屋持ちをしていた中で、どうしたらもっとスムーズに部屋持ちができるのか、あなたの反省点・改善点が見えてきます

振り返りをお願いする先輩看護師は、部屋持ちのフォローをしてくれた先輩でも良いですし、フリーやリーダーの看護師でもOKです。

その日、一番あなたの動きを近くで見ていた先輩看護師を選んでお願いしてください。

自分でも部屋持ちをする中で「もっとここは、こうすれば良かった」などの反省点を持っていると思います。

でも、振り返りをしてもらうことで、あなたよりも上手に部屋持ちの仕事ができる第三者の視点からのアドバイスをもらえますので、あなただけでは気づくことが出来なかった問題点を知ることが出来るのです。

どうしても部屋持ちが辛いなら師長に相談を

部屋持ちをしている新人看護師が、ご紹介した9つのコツを実践しても、どうしても部屋持ちの仕事が辛いという場合は、師長に相談をしてください

一生懸命やっていても、どうしても辛いことを相談すれば、師長も部屋持ちの患者さんの人数を減らしたり、重症度の低い患者さんの部屋の部屋持ちにしてくれるはずです。

患者さんの人数が少なく、重症度が低いのであれば、今よりも部屋持ちをするストレスは軽くなると思います。

そして、人数が少ない&重症度が低い部屋持ちをストレスなく出来るようになったら、少しずつ人数や重症度をアップさせれば良いのです。

「同期のみんなは出来ているのに…」と思うかもしれませんが、11人覚えるスピードは違うものです。

ですから、そんなに心配する必要はありません。

師長だって、今はあなたがそんなに辛い思いをしていることを知らないだけで、きちんと相談したら、すぐに対処してくれるはずです。

ですから、部屋持ちが辛いなら、師長に相談することをおすすめします。

まとめ

部屋持ち看護師は、担当の患者さんに責任を持たなくてはいけませんので、大変な仕事です。

でも、部屋持ちの仕事をきちんと出来るようになることが、一人前の看護師になるための第一歩になるのです。

新人看護師さんが部屋持ちをする場合は、いかに時間の無駄なく仕事をするかが大きなポイントになりますので、ご紹介した9つのコツを実践して効率良く仕事をするようにして下さい。

この9つのコツを実践できれば、空いた時間を作れるようになり、その時間で看護記録や雑用などを終わらせられますので、残業をせずに帰ることができるようになります。

部屋持ちの仕事はやるべきことが多く大変なことばかりですが、その分やりがいを感じる仕事ですし、あなたを看護師として成長させてくれる良い機会ですので、9つのコツを極めて、要領よく部屋持ちの仕事をするようにしましょう。

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